藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

キムタク

 キムタクが巨人に行ってしまった。

 分かってはいる。彼は34歳。冷静になれば、チームの若返りのために必要なことだと。
 分かってはいる。巨人戦TV中継が1試合飛んだので、彼に払う5000万円(推定年俸)分は確実に赤字になりそうだということ。

 でも、彼こそ伝統の広島野球を体現してくれた選手だった。
 守備・走塁の器用さ。
 彼の広島での12年間は、まさに低迷する広島野球のかすかな光だった。
 彼がいなかったなら、いったい何人の者が広島ファンを続けることができただろうか。

 昨年ラロッカが突然チームからいなくなることを聞いた時も、すごい衝撃を感じた。
 ただ、ラロッカは広島を愛してくれていたけど、2年間在籍しただけ。戦力としては痛いことは明白だったが、まだなんというか、感情的な部分では痛くなかった。涼しく、冷静であれた。しかしキムタクは違う。例えるなら、高橋喜彦をトレードに出した時のような感覚か。ただあのときは私も若く、あまり覚えていないが。

 まあしかし、キムタクもプロだ。活躍の場所は必要だ。
 ただ、キムタクに、私を含め多くの広島ファンが、本当にキムタクの存在を感謝していること、その気持ちだけは届いて欲しい。広島を嫌になって欲しくない。