ありがとうといいたい。
22940人。日本時間10月14日夜に広島市民球場の広島阪神戦に来たお客の数である。
もう完全に消化試合。広島の主催試合は年間73試合でやっと100万人を超える程度であるので、満員の3万2000人にはやや遠いが、かなり多くのお客が来たことになる。
何故か。
黒田が流出しないようにファンが球場に行って呼びかける、というイベントがあったためだ。しかも14日、黒田は登板しなかったにもかかわらず、だ。
3万2000人にはならなかった。私も行けなかった。しかし、今の黒田は、例えるなら、諸葛亮が死んだ後の姜維のようなもの。彼なしでは球団が成り立たない。完全にファンの思いが通じたかどうか、分からない。しかし、西口のような野球人生もありではないか。黒田は、ファンと共に、広島を優勝させる原動力になって欲しい。いますぐは無理でも、苦しいが数年後にはまたそんな日が、彼が残ってくれれば、新球場と一緒に来てくれる気がする。
そして、こんな時期に球場に足を運んでくれた22940人にありがとうと言いたい。
これで黒田が出て行くか、行かないかという結果も重要だが、ファンが行動したということそのものにも意味がある。