無事に
日本に帰ってきました。
飛行機は揺れましたが、「航空お守り」のお陰でしょうか、何事もありませんでした。
いよいよ来週は上海に行きます。現地の中国人が経営する某法律事務所で、いわゆるvisiting attorneyとして仕事します。
弁護士として考えるなら、私が中国に行く意義はそれほど大きくないと考えています。
残念ながら、現在の法制度下では、私は中国で律師、つまり弁護士にはなれません。中国国籍要件があるから、司法試験すら受験できません。中国国内法律事務所と同様の機能を持つ法律事務所を開設することもできません。
ロサンゼルスでは、米国の司法試験(NY,CA)を2つ合格し、将来法律事務所を開設することもできるようになりました。しかも、あそこではカリフォルニアの資格を持つ日本資格弁護士は過去には存在しましたが、現在はいない(ベイエリアには少なくとも2人いますが)と思います。多少の希少価値はあるかもしれません。ところが、中国には、既にいくつもの日本の法律事務所が進出しています。そういった事務所に5年10年遅れて私が中国に行く意味がどこにあるでしょうか。
ただ、私は、1人の日本人として、どうしても、この日本を挟む両大国、アメリカ合衆国と中国を了解したかった。1人の弁護士として、そういった国へ関心を持つ日本人や、日本に関心を持つそういった国の人々と仕事をしてみたかった。ビジネスモデルとしては、特に中国行きについては、後手であってイマイチかもしれないが、そういう純粋な気持ちを忘れなければ、きっと同じ感覚の多くの人と仕事をする機会が、来るようなカンはしています。
日本の所属先がどう考えて私を自由放任しているかは分かりませんが、近い将来、ロサンゼルスと上海にはオフィスを持つつもりで、もうひとがんばり、してきたいと思っています。事務所のPの皆様、引き続き貯金が底をつく(もう、「つきそうな」というレベルではなくなってきました・・・)私への投資をお願いします(苦笑)。ロサンゼルスでお会いした皆様、また近い将来お会いしましょう。上海でこれからお会いする皆様、どうぞ宜しくお願いします。日本の皆様、日本での業務復帰は、既にここで何度か書いている大阪弁護士会の規約問題との絡みもあり、やや流動的ですが、本年度末までには、と思っていますので、どうぞもう暫くお待ち下さい。勿論、上海にいらっしゃるなら是非ご一報を!無事自宅が借りられれば、御招待します!