森見登美彦氏の小説
森見登美彦氏の小説にはまりつつある。記念すべき初乗車となったN700系新幹線車内において「走れメロス」「夜は短し歩けよ乙女」を読了した。いずれも私の琴線を刺激しまくりである。
何がそんなに氏の本を好きならしめるのであろうか。おそらくは作風やらもあるだろうが氏の京都や大学生活の描写だろう。
読者の中には氏が描く京都や大学生活は虚構というかもしれないが、私にとってはこれこそ若干の誇張はあれど、全くもって無意義であった京都における大学生活の現実であった。
それを単に懐かしむためか、あるいは京都になお未練があるからなのか解らないが、私はますます氏の作品にはまっていかざるを得ないことを告白せずにはいられないのだ。