藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

UC Davisからのお手紙


 UC Davisという大学があります。
 正式名称は、"University of California, Davis"。
 UCは、4つのロースクール(Berkery, Los Angeles, Davis, Hastings)を持っているのですが、Davisはカリフォルニア州デービスという、州都サクラメントとサンフランシスコを1対4くらいに内分するあたりに位置する小さな学園都市です。街中チャリで行けます。


 思えば私も2005年の夏にここのサマースクールに行ったのが長くて短かった約3年の米国・中国留学の始まりだったのです。Los Angelesで8月からのお家を決め、車を買ったらすぐ、ひたすら何もない5号線を6時間ドライブして北上し、Davisにたどり着いたのでした。あれから3年以上が経過しましたが、今でもあの頃が懐かしい。怀念那段时光!


 この間、大阪弁護士会国際委員会が企画した座談会にも行ってきたのですが、司会進行された42期の内藤委員長も、かつてDavisに行っておられたということを、懐かしそうに語るのを見て、ああきっと私も、12年後(※私が54期なので)もああやって懐かしむのかなあ、と思ったものです。


 さて、前置きが長くなりましたが、そのDavisのお手紙は、2009年秋開始のLL.M.コース(1年の大学院修士課程)、Summer LL.M.コース(3〜5年間かけて毎年夏休みの時期に6週間出ることで修士の学位を取得できる大学院修士課程)、Orientation in USA Law(July 12-August 8, 2009)といういわゆるプレ・ロースクールのサマーコース等の2009年のプログラムのご案内でした。わざわざパンフレットも3部ついてきました。しかし、私自身、このパンフレットを有効活用する道がないので、こうやって宣伝してみようかな、と思って今日はここに書かせてもらった次第です。


 特に、Summer LL.M.コースですが、正規の米国法科大学院による大学院教育で、20単位以上取得できると、日本における学歴にもよりますが、米国ニューヨーク州司法試験の受験資格を得ることができることになります。例えば、万一日本の法科大学院の夏休みとうまく重なれば、3年制法科大学院卒業時に同時にUC DavisのLLM Degreeも持っていることになって、5月の日本の司法試験終了後は、7月に米国ニューヨーク州司法試験を受験する・・・そして司法修習直前に合格を知り、修習中にニューヨーク州弁護士として登録、ということも、不可能ではない訳です。


 もしも米国留学に興味がある方、是非Davisも選択肢に入れてあげてください!
 住宅費が安い、安全である、田舎な割にはサンフランシスコ等ベイエリアから日帰り(車又はアムトラックで1時間前後だったような)できるので遊ぶところもある!何より、上記サマーは、フルブライト留学生の指定コースになっているため、その後米国の様々な法科大学院に行く様々な留学生が集まるので、ホント楽しいし、ためになりますよ。