日本の50大法律事務所2009
数少ないが、根強いファンの皆様。またこのシーズンがやってきたことを私も嬉しく思います。
ええ、取りあえずメモのエクセルをhtml化したデータだけですが、日本の50大法律事務所 2009」を掲載しました。なお、データは、3月21日現在のものを使っています。
少し面白いのは、この50大(52事務所)の60期の弁護士数(404名、現在。なお、昨年調査時点では425名)より、61期の弁護士数(379名)の方が少ない、という事実です。大規模・中堅の法律事務所において、少なくとも短期的には、これ以上ペースでの弁護士雇用の需要が生じない可能性があることを示唆するものではないかと思います(私個人はそれでも、もっと人数増やして競争を促進させても良いじゃないかという考え方ですが、雇用をある程度「保障」すべきとの見地からは、それでは合格者を調整せねば、という帰結になると思います)。
60期の所属人数が1年で52事務所で21名も減少している点については、法テラスなどに入る人が1年間研修している場合が考えられ、必ずしも「60期は入って1年で5%も辞めてもうた」ということにはならないとは思います。ただ、法テラスだけでつじつまが合うのかは不明です。この間も少し書きましたが、いま弁護士になっている人が、果たして、本当に弁護士になりたくてなっているのか、私は疑問に思うことが少なくないです。