藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

妄想感染


 新型豚インフルエンザは、関西地区で猛威を振るっています。
 急に関西でマスクをしている人が増えました。我が事務所の地下の「コクミン」では本日マスクは売り切れでした。


 対策を講じる必要は、勿論あります。


 しかし、科学的根拠に基づかない要請や、対応は、いかがなものかと思います。


 例えば、一律に海外渡航者に限り何らかの要求をするような措置。
 私も、仕事で海外をうろうろしますが、このような事態に無為無策で行く筈はありません。もちろんマスク等して行きましたし、変なところはうろうろしませんでした。


 それにもかかわらず、「海外渡航者」ということで、いわば「レッテル」を貼ろうとする対応には、拒絶反応をしてしまいます。はっきり言って、私よりは、大阪や兵庫の感染地区で感染者と同一地区・時間の公共交通機関を利用する方がやばいでしょう。


 次に、マスクをするのは良いですが、マスクは使用の度に取り替えているのでしょうか?


 マスクは、その内部と外部を遮断するためのもの。
 着用後、再使用可能なものであっても、干す等によって、殺菌をせずに、内部と外部が事実上一体化した後で着用すれば、マスクの意味はないでしょう。使い回しのマスクよりは、手洗い&うがいの方が重要な筈。あとは、水分の補給ですよね。


 感染を防止するというよりは、単に「不安感」でのみマスクをしているように見えてならないのですが・・・。