藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

市民法律相談で思う。


 弁護士会の「公益活動」の1つに、市民法律相談があります。
 弁護士会の法律相談であれば、30分5250円で相談が受けられます。債務整理等では無料になっている場合もあります。
 法テラス(と言っても、大阪では弁護士会館の中にありますが)であれば、大抵は無料ですね。
 そして、市役所の多くでも、相談時間が20〜30分と短く、延長はないですが、無料です。


 時々思うのですが、この市民法律相談の予定って、公開しちゃいけないんですかね?
 私が行く市民法律相談はここですよーって。いや、そんなに多くはないのですが、折角行くからには、最大限活用されたいじゃないですか。私だ、と分かって来て貰う方が良いのかな・・・て。


 特に、弁護士会が頑張って作った支部みたいなところ、よく前日に「藤本先生、今日は相談がないのでキャンセルでお願いします」とか電話かかってくるんです。認知度低くて直前キャンセルされる位なら、公表して、せめて私の時くらい相談者がいた方が良いのかな、て。


 まあ、そういう個人プレーは、普通の事務所の仕事でやれ、ってことなんでしょうけど。。。


 私の中でも、市民法律相談の位置づけが微妙で、悩ましいところです。法テラスって、本当に必要があったんだろうか?とか思いますし、更に公益事務所とか色々あるでしょ?弁護士回りの「公的」相談って、もしかして官僚のように肥大化してませんかね。弁護士の個性を殺して、たまたま私にあたった人だけ幸せ(これは言い過ぎですが、しかし事案見てるとそう思うようなモノもあります)では、何か違う気がします。


 相談自体は、勿論受けたら一生懸命やりますけどね、制度の位置づけが微妙と言いたいのです。