北京の友と、京阪で会う
私の帰宅時間は、乗る京阪電車の座席との相談となる。
淀屋橋発午後10時の特急、最後の8000系二階建てで帰るか、午後11時20分の特急、新型3000系の車両で帰るか、この間の4本の特急電車がいずれもロングシート3枚扉の苦痛な車両だけに悩ましいところだ。っていうか、京阪の方、是非10時台の特急の車両についてはご検討頂きたいものだが・・・。
さて、たまたま今日は午後10時の車両で帰宅していたところ、出町柳の駅で、どこかで見た顔。
そうそう、北京語言大学時代に共に中国語を勉強した友人である。
彼は今は京都大学法科大学院で勉強している。というか、今日は昼にも夕方にも彼の話題を別々の場所でしたばかり。すごい縁だ。ばったり会ったので少し話し込んで来た。
そこで彼が述べたことが、京大ロー生の全員の認識と一致しているかどうか分からないが、いくつか???と思ったことがある。そのうち1つだけ、述べたい。
「関西の法律事務所は、司法試験の成績で採否を決める。故に法科大学院の成績や、サマークラークの参加は余り重要ではない」
これがもっとも驚いた誤解。確かにそういう事務所もあるかもしれないし、いまの制度を前提とする以上、司法試験に落ちては困るが、司法試験の成績がそこまで絶対的な価値基準ではないと思う。また、サマークラークは、確かに東京のように、採用に目に見えて直結する訳ではないが、間違いなく弁護士と親しくなれるし、有利ではある。また、仮にその事務所に縁がなくても、他の事務所の採用との関係でも意味があるので(サマークラークに取って貰えているということそのものが評価になっていると思われる)、関西でもサマークラークへの参加には意義があると思う。
このあたりは、3月6日(土)12:30〜の大阪弁護士会で開催する「法曹養成制度シンポジウム」の第一部を聞いて頂ければ、よりはっきりすると思うが・・・。
なんか学生の人と、もっとざっくばらんに話す機会があった方がいいかもなあ。