新司法試験の解説
ここ数日、空いた時間に、日本評論社から間もなく発売予定の今年の新司法試験の問題・解説本の解説を書いています。
私の割当ては、択一の45番から50番と、54番、55番です。色々実務家として書きたいことを書き始めると、字数制限のうちに納まらなくなります。
例えば46番。委員会設置会社と計算という、普通の論点主義会社法ではやらん場所ですよね。実務でも、委員会設置会社はそう多くはないんですが、しかし110社くらいはあるので、知らないでは済まされないですよね。
もっと大事なのは計算で、特にいまの株主総会の季節、弁護士であれば触る場所ですよね。なんちゅうか、実務を勉強する法科大学院なんだから、招集通知くらいは使って勉強したかいな?みたいなところが問われているように思ったのは、私だけでしょうかね。そういう意味では、招集通知、事業報告、計算書類、参考書類がそれぞれ何を意味するのかというのが、極めて実務的なんだぞ、って伝えたかったし、そうやって書いていくと、色々増えてくるんです。