藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

拉致をするのは日本人


丁度ボ2ネタさんが引用していたので。

http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/world/CO2010093001000043.html?fr=rk


日本人は北朝鮮の人が拉致をして、日本人は拉致をしない、と疑っていないと思います。しかし、日本人と結婚した欧米系の男性で、日本人奥様に子供を「連れ去られた」人達は、あれを「拉致」だと言います。


正直、夫婦仲が悪くなった時に、話し合いもなく、一方的に子供を連れ帰る戦法は、日本国内であっても、許されてはならないような気がします。ただでさえ、親権の帰趨は女性側となりやすいもの。これを実力行使で確保されてしまうことが、子の福祉にとって、本当に良いのでしょうか。この行為は正されるべきではないのでしょうか?


一緒に住んでいたところから出て行こうとする夫婦の一方が、そこに住んでいる子供も一緒に連れて出ることが、親権の行使というのは間違っている。私は、そのことがそもそも日本国内で問われるべきだと思います。