藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

IPBA終わりました


 昨日まで4日間、京都国際会議場で行われましたIPBA2011年次総会は、つつがなく終了しました。


 IPBA(環太平洋法曹協会(Inter Pacific Bar Association))は、世界61ヶ国の弁護士が登録する国際的な弁護士の任意団体で、毎年1回、年次総会を開催し、そこで様々なセッションを行って、最新の法律情報の交換や議論を行います。今年で21回目となります。私は、Host Committee Memberの1人として、今回初めてIPBAの年次総会に参加させて頂き、また多少なりお役目をさせて頂きました。英語で国際会議のReceptionの司会をしたのも、初めてでちょっと緊張しましたが。。。


 不幸にも、2011年3月11日に発生した大地震と、その後の原子力発電所の事故によって、少なくとも260名の外国の弁護士が、この日以後登録をキャンセルするという事態が発生しましたが、公式記録によれば、なお800名以上が参加したようです。京都国際会議場で予定されていた、この規模以上の国際会議は、少なくともここまでの1ヶ月半の間は全てキャンセルされていたそうで、無事に開催できたのは、本当に奇跡のようなものでした。


 これは、国谷Chairほかのご尽力のお陰だと思いますが、とにかく、このような事態で、わざわざ日本まで来てくれた多くの外国の弁護士に、本当に感謝したいです。


 また、個人的には、事務所の若手の多くに、このような国際会議を見せてあげられたことが、本当に良かったなあと思っています。折角京都で開催されたことですし、私も、当事務所の若手女性弁護士と共に、脇役として和服で出席しましたが、和服を着ている方も余りいなくて、我々が、多少なり全体を盛り上げる力になれたのでは、と自負しています。


 本当に、やれて良かった、会えて良かった、そういう会議でした。
 仕事は4日間で溜まりに溜まりましたが、非常に充実感のある4日間でした。