藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

中国の新幹線とは?


 日経新聞で、「今回の事故に遭った車両は新幹線ではない」というような報道があったようです。


 これは、なんか正確じゃないなあ、と思います。


 確かに、今般北京と上海間で開通した専用線高速鉄道や,そのすこし前に開通した広州と武漢との間の専用線高速鉄道と、今回事故に遭った路線とは、中国の鉄道上、明確に区別されています。

 
 どう区別されているかというと、北京上海間の高速鉄道武漢広州間は新しい「高速動車」という区分になっていて、記号でも、ピンインのGaosu Dongcheを取ってGD(又はG)と表示されます。他方、従前の高速鉄道(日本の「はやて」型新幹線を含む)は、従来通り「動車」という区分、記号でも、ピンインのDongcheを取ってDと表示されます。


 今回の3115号や301号は、D3115、D301と表示され、他方、北京ー上海の列車は、G3とかGD3という感じで表示される訳です。


 今まで、日本の新聞は、「はやて型」も含めて全て動車を中国版新幹線と表示してきた訳ですから、北京上海間の新しい高速鉄道も、今回の事故路線も、ともに新幹線と言うべきだと、私は思いますけどね。その上で、新線は、「高速新幹線」とでも表示すべきでしょう。


 まあ、どうでも良いことでしたが。