人工衛星が落ちてくる4
燃え尽きずに落ちてくるのは、かなり危険な物質で,しかも500kg程度が20前後の固まりに分かれて,ということですので,猛スピードですから,万一の際は,隕石の落下と比較してもかなり高いリスクです。
ただ,現状の発表情報によれば,日本は回避された模様で,現在リスクに曝されているのは,陸地ではカナダ,アフリカ,オーストラリアあたりとのことです。詳細はNASAのサイトでアップデートされています。
http://www.nasa.gov/mission_pages/uars/index.html
なお,再突入時間(落下時間)は,米国東海岸時間で23日午後11時から24日午前3時の間に変更されており,これは日本時間では,今日24日の午後0時から午後4時の間に相当します。
因みに,当初は早く落ちる場合を心配してましたが,軌道を計算すると,もしも再突入時間が日本時間で24日の午後7時頃までずれると,日本上空を通過します。落下地点から800km前後の範囲で破片が散らばることが予想されており,この場合は,日本が被害を受けると思われます(このあたり計算間違っていたら教えて下さい)。