私と枝野幸男さん

 私は、今回立憲民進党をひとりで設立した枝野幸男さんと飲みに行ったことがある。
 いつかといえば、もうずいぶん前、2000年のことだ。私が司法修習生の時に、私から飲みに誘う電話をかけたのである。

 当時、関西の司法試験合格者は、合格後、修習に行くまでの間に「関西の会」を設け、様々な自主的企画を打ち立てていた。私は、その中で「文化班」なるものに属して、色々な見学やら企画をしていた。司法修習が開始されたら埼玉県和光市で前期修習がある。修習前の関西では体験できない企画をしたい、そうだ東京といえば政治の中心だから、議員と飲もう、修習生と会ってくれる議員といえば、きっと弁護士資格のある議員だろう、ということで、いきなり議員名簿を見て電話をしたのである。

 実は、最初から枝野幸男さんがターゲットだった訳ではない。
 別の議員事務所に電話したのだが、うまくつないで貰えなかったのである。そりゃそうかもしれない。司法修習生というだけで議員に会える筈はない、そう思った。もっとも、私より司法修習で11期しか違わない枝野さんなら、もしかしたら、という思いで電話したら、あっさりと、池袋の某所での飲み会が決まり、修習仲間にも声をかけて実現した、という訳である。

 飲み会でどんな話をしたか、正直細かくは覚えていない。最後に池袋駅で、国会議員が持っている「全線乗り放題」の定期券のようなものを見せて貰ったことだけは良く覚えているのだが、苦笑。ただ、すぐ来てくれて、話を聞いてくれて、とても行動力のある方だとは思った。

 後に私より11期上の、枝野幸男さんの同期となる弁護士に聞くと、枝野幸男さんは、修習生の時から、首相になると公言していたそうだ。今回の行動が、それにつながるかどうか分からないし、1人でスタートって正直にいえばかなり厳しい船出だと思うが、私は、こうやって行動する方を尊敬する。誰だって、いつだって、始めは1人から、そしてそれを大きく育てて欲しい。

 いや、たいした類似点は私にはないが、ちょうど私も、色々な経緯で事務所を辞めてまず1人から事務所をスタートさせる決意を今年固め、実際事務所をスタートさせたので、ちょっと重なってしまうな。政治的思想も少し異なるけど、期待して見守りたい。