藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

地図が好きだ。


 いまこうして座っている机の前に、買ってきた中国の大きな地図を貼ってみました。
[ちなみにこういう地図、中国での定価は大抵「6元」(約100円)です。]


 上海市は、この地図の右半分の中央やや下に位置しています。
 そして、ちょいっといくと、もうそこには福岡などがある九州が見えます。この地図では日本全部が書かれている訳ではありませんが、右端に九州と本州の一部などが見えています。


 実際飛行機で福岡ー上海なら1時間40分程度。関空ー上海でも2時間強です。
 この間行った広州は、飛行機で2時間では着きません。


 こうしてみると、日本が中国に属していないのが不思議なくらいな気分になってきます。
 だって、この地図の左半分にはまだまだ中国の色々なところがあるのに、日本は上海からすぐの位置にあるんです。そりゃ、元も攻めてくるわ!とか妙に納得してしまいます。



 地図を眺めるのは昔から好きでした。


 最初はたぶん、時刻表だったのだと思います。祖父が幼稚園の時に時刻表を買い与えてくれました。いや、もしかしたら祖父のものを奪っただけ、かもしれません。どっちにせよ、私が電車に興味を持ったからですよね、多分。祖父が住んでいる場所に行くには新幹線に乗る必要があり、自然と新幹線大好きッこになり、何故か時刻表をせがんだような記憶があります。そういえば、何故か西に行く新幹線が「ひかり27号」になることが多くて(おそらく親はそんなことを意識していなかったでしょう)、当時のひかり27号が14時07分に広島駅を出発するような記憶が残っていますが、おそらく何度も時刻表の該当部分を読んだのだと思います。時刻表の地図は、路線を示すために変形している訳ですが、最初はそれが理解できずに、祖父か父かに聞くと、実はこんなカタチではないと知って、びっくりしたものでした。


 当時、喧嘩か何かで負けて泣いている私を庇って、友達が、「ふっちゃん(私)は、時刻表が読めるんだぞ、すごいんだぞ」とかよく分からない援護をしてくれて、子供ながら「それじゃ喧嘩に勝てないよ」と思いながら苦笑したのを覚えていますので、きっと、当時はかなりのテッチャンだったんでしょうねえ。


 地図が与えてくれる感動というものは、もう立派なオトナと言われる年齢になっても、尽きないものです。この感動を多少なり生かす仕事と経験ができていることには、感謝しなければいけませんよね。