原爆の日
ぎーちです。
明日は、8月6日。75年前の1945年8月6日午前8時15分、原子爆弾が広島上空に投下されました。当時、40万人都市であった広島でしたが、少なくとも14万人の方が命を落とされたとされています。
例年であれば、犠牲となった方のご冥福を祈り、また、今後同じような惨禍が繰り返されないようにするための決意をしに、平和記念式典に一般出席するのですが、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、今年は、一般出席はできないことになってしまいました。広島人からすれば、私が広島に近づくこと自体が、新型コロナウイルス感染症の蔓延につながるように見えるかもしれませんし、今年は、何十年かぶりに、広島に8月6日に立ち寄らずに、お祈りをしたいと思っています。
私は、広島出身です。最初に通っていた広島市立仁保小学校には、当時は、まだ被ばくした木造校舎が学校の西側、コンクリート4階建ての校舎と体育館をつなぐ通路のような形で存在していました。しかし、転校後だったと思いますが、建替となり、なくなってしまいました。最近、広島・本通のパン屋さん「アンデルセン」(東京駅の丸の内側ラチ内にもありますよね)の本店、ここも被ばく建物でしたが、綺麗になり、被ばくしたとは感じさせない感じになったと聞いています。75年前の出来事ですので、徐々に被害を物語るものが少なくなり、また、被爆者も高齢化して、被ばくの実態が分かりづらくなっていると感じます。しかし、核兵器そのものは、なくなるどころか、核抑止論なる理屈と共にいまも存在し、寧ろ北朝鮮などいくつかの国が拡張・拡散しようとしています。
僕の人生目標は、核兵器の廃絶です。もう人生半分過ぎてしまって、果たして達成されるか、また、核兵器の廃絶のためになる行動をしているのか、色々クエスチョンマークが頭を回る日も少なくないのですが、また、僕は政治家でもなく、できることに限りもあるとは思いますが、こんな危険なものと一緒に人間が生きて行くのは、容易ではなく、そして万一の危険が極めて大きいことから、廃絶することについて万人にメリットがあると信じています。身近なことから、核兵器の廃絶の必要性を訴え、また、学んで行くことを通じて、一歩一歩核廃絶は実現していく筈です。
近時、アメリカの世論調査で、核兵器は必要ないというアメリカ人が7割だったというニュースを耳にしました(下記参照)。
www3.nhk.or.jpこういう変化も、少しずつ起きていることではないかと思います。
8月6日というのは、そういう核兵器のことについて考える良い機会だと思います。皆で少しずつ、核兵器の廃絶を進めていけるのではないか、そう思っています。