藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

ヒトコトだけ・・・

 ちょっと今日は休憩が多いがこれが最後。

朝日新聞電子版6月6日付
http://www.asahi.com/politics/update/0606/004.html

 政府の海外経済協力会議は6日、3月末の閣議決定が見送られていた05年度分の対中円借款(実施は06年度)について、前年度比約120億円減の740億円程度とすることを決めた。与党への説明を経て近く閣議決定する。この日の会議では中川農水相が再開に異論を唱えた。

 会議は環境分野を中心に円借款を行う方針を確認。安倍官房長官は6日の閣議後の記者会見で「環境、エネルギー、地域の安定、現在の二国間の置かれている状況等々を総合的に判断した」と説明。今後の対中経済支援については「国益を踏まえ、一層戦略的に進めていくことを確認した」と述べた。

 俺が一方的に誤解しているかもしれないが、日本は決して「アジアの大国」ではない。
 アメリカに来てその思いを一層強くしている。シンガポールや香港の評価は難しいが、中国は勿論、韓国にも負けかけている、30年後、50年後の問題として。そう感じる。

 そんな中で、旧態依然とした、「対中円借款」なんて悠長なことをやっているのだろう。国家主席毛沢東だと勘違いしているのではないか??

 確かに、中国の環境問題はかなり深刻だ。
 だからその支援をするというのは分かる。
 しかし、一旦止めてしまった円借款の再開をいうやり方で良かったか?
 再開したらまた再び「休止」ないし「廃止」するのは大変だぞ。

 靖国問題の埋め合わせをカネでやろうとしているのであれば、それは村上ファンドのカネよりもよっぽど汚いぞ。