藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

福岡空港

 日本でもっとも便利な空港だと私が思う福岡空港が、需要増を受けて、拡張ないし新空港建設を具体化させようとしているという。

 いや、博多駅から地下鉄でわずか2駅。弁護士的に言えば、高裁設置の8地方で、①各主要駅と裁判所、②各主要駅と空港のどちらが近いか、競争したら、ここ福岡だけ、①博多駅と裁判所の方が②博多駅福岡空港より遠い、ということになる。そんな最高の立地にあってこそ、福岡空港の利便性に意義があるのだ。道路の混み具合によっては、変な話し、広島駅から新広島空港に行くよりも時間的に近いかもしれないこの絶好の立地。拡張はいいのだが、新空港でこの利便性が失われると、西日本の顔として順調に成長してきた福岡の将来に微妙な影響を与えかねない。

 九州新幹線の全線開通を近未来に控え、ますます交通の要衝としての重要性を増すと思われる福岡。狭い日本だ、その時間のロスの少なさこそ、評価されるべき点だと思うのだが。更に、需給バランスを考慮すれば原油高は将来的に続くと思われる中、現在以上に鉄道から飛行機へのシフトが続くとは想像し難い。むしろ、エネルギー効率を考えれば、鉄道の一層の発展は必要だろう・・・。

 福岡市民ではないが、博多駅まで筑肥線が通っていた頃からの愛用者としては、福岡の意義を踏まえた空港改革を行って欲しいものだ。