藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

ネットワークの相違について

 中庸、中道、均衡、バランス。

 なんでもそうだけど、均衡・バランスを失すると、物事はうまくいかない。

 情報を守る。大事。でも、利便性を極端に損ねたら?いくら情報が守られていても、本来の目的や、その目的達成のために必要なことのために情報を使うことができなくなっているとしたら?

 米国の某法律事務所に来て4日。実は日本の私の所属する法律事務所と比べ、弁護士の人数(LAだけでは39vs日本2事務所で35)でも比較的近いこともあり、色々比較がしやすい。もちろん扱う法律や国が違う訳で、単純な比較はできないが、情報に関するシステムをどう構築し、そのセキュリティをどう確保するかについては、同じやり方もとり得るだけに、色々比較してしまう。

 どう違うかを詳細に書くことは、それぞれの事務所のまさにセキュリティの問題になるので差し控えるが、どっちがより守ろうとしているか、といわれたら明らかに日本の事務所だ。無許可でできることに大差がある。また、SEの人数でも大差がある。なにせいま日本は4、5人いるが、ここLAの事務所では1人いるだけだ。もちろん、別に全世界の本支店のネットワークを管理する部署があるようだが。

 米国の法律事務所が情報ネットワークのセキュリティに甘いのか、日本の法律事務所が辛すぎるのか。
 弁護士という利用者の立場からは、今のところLAの方が快適だが。