藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

続・夕張

朝日新聞電子版12月29日付
http://www.asahi.com/politics/update/1229/006.html

 菅総務相は29日、今年度末見込みで約360億円の累積赤字を抱え、来年度から財政再建団体となる北海道夕張市を初めて視察し、記者会見で「一定水準の住民サービスは、国として市民に約束する」と述べた。安倍首相から子どもと高齢者への配慮を指示されたことを明らかにし、国の財政支援について北海道庁と調整する考えを示した。

 菅氏は、同市が11月に作成した財政再建計画案で小学校を1校だけに統廃合するとしていることについて「2校も考える余地がある」と指摘。高齢者のバス運賃に対する市の補助を廃止する計画に対しても、廃止させない方向で政府として支援するという。

 だいたい、非常に厳しい計画にしろと言ったのは総務省
 その大臣が最後に「国が助けてやった」という形式を整える。
 でも、こうなったのは、国にも責任があるやろ?大臣がええとこ取りしてええ訳ちゃう。

 いったいどういうルールに則って夕張を変えようとしているのか。
 夕張は、言うがままにするしかないのか??それって、地方自治を尊重しているのか??

 やはり自治体の再建について、本格的な再建型倒産法制という「ルール」が必要なのではないのか。 「第2の夕張」が登場する前に、だ。

 米国倒産法Chapter 9(自治体の倒産手続)、ちゃんと研究されているのかなあ。。。