藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

アメリカ人は飛行機をどう考えているのか?

 飛行機のトラブル、私自身も本当に7月は悩まされました。今月も少し悩みました。
 今日ラジオをぼけーっと聞いていると、ミシガン大学(シカゴだったかも)が調査した、アメリカ人の航空業界に対する調査結果を報告していたので、少しこれに言及してみようと思います。

 それによると、まず、顧客として航空会社に満足しているか?という質問については、68%の人が満足しているんだそうです。私はこの数字が高いか低いか分かりません。ちなみに最高はやはりSouth West航空(78%位だったと思いますが記憶が曖昧です)、最低はこれもやはり、というべきか、North West航空で61%でした。

 次に、飛行機の遅れについて調査した結果も報告されていました。なんと全米の飛行機の25%はOn timeに離発着していないんだそうです。特にニューヨークの国内線空港であるラガーディア空港に至っては48%の飛行機が遅れているんだとか。

 更に、荷物についてクレームが出る率についても少し述べられていました。どれくらいの数クレームがあるのかは分からなかったのですが、2002年と比較して、2006年は68%もクレームが増加したそうです。


 しかし、それだけサービスが悪くても、不満でも、飛行機を利用するしかないという点が、アメリカ人が不満に思っているところだそうです。まあ、そうですね。東西5000kmを飛行機以外で行くのは本当に大変です。アメリカは、航空会社が倒産しようが*1どうしようが、飛行機に乗らざるを得ない。

 日本では、鉄道や車で、殆ど代替できてしまうんですよねえ、国土が狭いから。
 だから航空業界の不祥事はとっても大きなニュースになる。日本の航空会社の対応やサービスも、アメリカとは比べものにならない位良い訳です。


 なんだかんだ言って、競争って大事ですねえ。

*1:何度かここでも紹介したが、業界2位のUnited Airlineの他、Delta, North West, US Airが米国倒産法第11章(会社更生に相当)の手続を行っており、既に債務を完済しているがContinentalも倒産の経験がある。全く倒産の経験がない会社は、大手7社のうちAmericanとSouth Westだけ。