藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

中国の危険性ばかり報道されるけど・・・


 ヨーロッパ人は、中国よりも日本の方がいま危険だと感じるようです。

 何故? それは、中越沖地震で問題となった、「原発の安全性」


 今回の放射能漏れは結果としては、大惨事、ではないようですが、日本人以上に原発を毛嫌いするヨーロッパ人(但しフランス人以外)は、マグニチュード7に至らない地震でかように原発に事故が発生し、しかも、マグニチュード7以上の地震が起こる確率が非常に高く、国の至る所に原発があって、しかも小国である日本の方が、中国よりも、よほど危険に感じるようで・・・。クラスのヨーロッパ人×2に、かなーりヤバげな感じで言われてしまいました。


 原発が経済的であるという議論は、既に、発電後の核のゴミの処理・管理費用の点で崩壊していると思いますが(一般に日本の電力会社はこれを殆ど考慮せずに「経済的」と仰る)、そもそも、やっぱり危険だという認識をもたないと、かなーりヤバいですよねえ・・・。


 そういえば、最近新しい原発はあまり作られていません。
 逆に言えば、古くて、耐用年数を過ぎそうな原発がまだまだ沢山稼働している訳で、この危険性は、日増しに高まっているといえるのではないでしょうか。


 現地の復興というのは、原発に対する根本的な検証こそ、最良の薬のように思います。