藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

同期の存在


 みなさんは、会社に同期いますか??


 私の日本の事務所、弁護士法人淀屋橋・山上合同では、私以外に同期(司法修習54期)でもう2人入所する予定でしたが、1人は裁判官になってしまい、残り1人は約1年で東京の事務所に移籍してしまいました。つまり、長い間、所内に同期はいない状態です。


 勿論、弁護士事務所には弁護士以外にも事務員さんもいるのですが、私の1つ前、53期から司法修習が1年6ヶ月に短縮(以前は2年、現在はロースクールにおける実務教育を経ている新司法試験合格者の修習は1年、ロースクールを経ていない旧司法試験合格者の修習は1年4月となっています)された影響で、私の事務所入所は10月となっていましたので、日本における普通の入社時期である4月とはずれてしまい、「同期」の事務員さん(4月入所)というのも、一体誰なのか分からない状態です。いや、私にとっては、自分が入所した5ヶ月半後に入ってきた方々が「同期」なのかと思っていたら、彼女たちは、同じ年度に入ってきた55期の弁護士を「同期」と考えているようで・・・。


 そんなわけで、沢山の先輩、後輩に囲まれてきたのではありますが、同期という点においては、私は結構孤独であったように思います。弁護士数名以下が99%である法律事務所一般でいえば、これは当たり前のことなのかもしれませんが、そういう弁護士事務所であれば、日頃から事務所内での人間関係が薄くて、相対的に事務所外での人間関係が重くなり、事務所外の同種環境にある司法修習同期とつるんだりしているようでしたが、私の場合、日本にいる間は、事務所外の司法修習同期の方とつるむということは、あまり多くはなかったように思います。心のどこかで、「弁護士が弁護士とつるんでどないするねん」みたいな気持ちもあったかもしれません。


 ただ、海外に出る、つまり日本の事務所を出る頃から、私の「同期」との付き合いも少しずつ変わってきたように思います。やはり留学する仲間の中でも、司法修習同期で留学している奴との話が一番合うように感じます。今まで殆ど話をしたことがなかった「同期」弁護士と、時差12時間ある中で頻繁にメールするようになったり、大学時代からずっと腐れ縁の「同期」と日本にいるとき以上に話をするようになったり、今まで全く面識がなかった「同期」と知り合って仲良くなったり・・・「同期」であるというのは、置かれている状況が差不多だからなのでしょうか、話が盛り上がるように思います。


 別に弁護士とばかりつるんでいる訳ではありませんが、ふと自分の予定を見ると、今日も、明日も、それぞれ(別の)「同期」と食事するんですよね。。。。ふと、「同期」というのも大事だなあ、と思うに至った次第です。