共和党員の感性
フロリダでマケインがまた勝ちました。
アメリカに住んでいたことのある方であれば、マケインがどうのこうのした、という話を、ラジオのニュースで(まあ車運転しないと余り聞かないかもしれませんが)良く聞いたことだと思います。移民法案の時もそうでしたね。この方、私は前回「保守本流」と書きましたが、結構勝手というか、民主共和を問わずに、独自っぽい法案の取りまとめに奔走したりとか、まあ、ニュースになるというか、幅広い層に支持を得ることができる素質のある人だと思います。あと、ベトナム戦争の時に捕虜だったという事実が、米国民からすれば受けが良くなる理由の1つです(ケリーはほとんどベトナム戦争のことだけで民主党の予備選を勝ち上がったような気がします)。ジュリアーニ元NY市長が撤退するという噂もあるので、共和党はマケインでいよいよ決まりかもしれません。少なくとも4年前のケリー(まあ彼は民主党でしたが)よりは良い候補だと思います。
しかし、共和党員の感性には恐れ入ります。
ヒラリーを熱狂的に支持する民主党員は、あまりその後の大統領選挙で勝てるかどうかを考えていないような気がします。共和党が非常に極端な候補を選出した場合なら兎も角、マケインの場合に、ヒラリーが勝てるような気が、私にはしないのですが。そういう意味で、共和党の党員の方が、自分たちが誰を好きかというよりも、11月の選挙で誰が勝てるのかをより考えて、というか「感じて」、マケインを選びつつあるような気がしてなりません。
民主は、オバマなら共和党員の支持を取り込めると思うのですが、どうも民主党員は、ヒラリーに拘っているように見えてなりません。