藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

ロシアのグルジア侵攻とオリンピック


 え、ジョージア
 ニュースでブッシュが喋っているのを聞くと勘違いしますが、グルジアです。


 とにかく、石油の通り道であるグルジアが親欧米になることをロシアは許せないのでしょうか。
 勿論、当該自治区は親ロシアであって独立を望んでいたという事情もあるのでしょうが、しかし、弁護士である大統領が軍事介入で解決することを容認するとは。しかも、オリンピック期間中の戦闘。


 こういう事態になったときに、どのような対抗手段があるのでしょう。
 心のどこかで、NATO等の介入を望む気持ちが少しありながらも、軍事力に軍事力で対抗して良いのかという気持ちもあり、複雑です。むしろ、ブッシュの即時停戦要求が、今ひとつ本気には思えなくて、むしろ軍事作戦を容認するかのような雰囲気にも取れる点が心配です。


 ふと思うのですが、もし今回のオリンピックがロシアで開催されていたらどうだったでしょう。
 おそらく、少なくともオリンピック期間前後の戦争はなかったのだと思います。
 中国もオリンピック前にいくつかの領土紛争を話し合いで解決しました。国内には強硬姿勢を貫いた中国でしたが、国際問題は発生させないように細心の注意を払っていたと言えるでしょう。


 次のオリンピックは英国、その次も先進国間の争いになりそうですが、オリンピックをロシア開催、こそ軍事介入に対する対抗手段になるかもしれないなんて思う今日この頃です。