藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

NY州司法試験2日目終了(全部おわり)

 最後の100問も終了(3時間)。

 さて、試験前、重大なミス?に気付く。試験会場では注意事項が放送で流れるのだが、マークシートの裏側にHandwritingで"This jurisdiction Code of New York State is 33."と書けと放送しているではないか。おいら午前中やってないぞ、そんなこと。その直前の放送の"裏側の名前欄は書き込むな"という放送には気付いたし、表面にJurisdicition Codeの33を書く欄があったし、目の前の担当官は何もこの点には言及しなかったし・・・(午前中、下記のような状況で表面のJurisdicitionに"35"をマークしたおいらには気付いて直してくれたのだが)。
 うーん、マークシート機械的に採点されるだろうから、多分影響はないだろうが、次に受ける受験生(おいらもか?)は注意した方が良い。日本のセンター試験みたいにマークミスでも採点してくれるとは限らないからね。

 試験ですが、やっぱり100問完答はできませんでした。またまた93問前後。1つにはトイレに行って、これで約2分を使ってしまったこともあります。186〜188問を解いた程度でどの程度の点数が出るのか・・・。このスピードにまだ慣れていないので、一時70%は越えていた正答率が落ちているしなあ・・・。70%だったら186×70%でも素点で130点、これは多分換算されたら140点を越えるか越えないかくらいなので、あと適当にマークした奴があっていれば、一応合格の可能性もなくはない。。。。というところでしょうか。

 こうして考えてみると、数年前の650点が合格ラインだったのが、665点まで上がったということは、やっぱり脅威ですね、特に私のように英語力に問題がある人にとっては。確かに、ある程度までは短期間の勉強で行きますが、それを越えるのが一苦労のように思います。特に日本と違って、「良い教材」があるわけじゃないしねえ。おいらが愛用した「肢別本」でもあれば・・・と思うよ、ほんと。

 あと、もう1つ思ったのは、これは、確かにEssayよりも、Multiple Choiceの方が重要かも知れない。いや、Essayも重要だけど、まだ点数を見ないと分からないけど、ウソでもRuleをでっちあげて丁寧に当てはめをすれば、あてはめの点数は出るらしいので、それに慣れてしまえば、細部の勉強はなくてもなんとかなった(仮に今回駄目でも、次回は)と思う。ただ、MBEは、時間がないという点でも、細部の勉強という点でも、もう一段頑張らないといかんし、頑張ればもっと点が出たような気がする。

 総じて、決して駄目ではないが、今ひとつ及ばず、という気がする。

 次回もし受けるなら・・・

・Essay面
 よく使うルールはなんか一覧にして、日本の司法試験でいう論点ブロックではないが、あんな感じに、余裕があるうちに体系的にまとめておければ良かったなあ(結構決まっているから)。

・MBE面
 いかに「ミシガンノート」「ハリーノート」「コロンビアノート」等が優れているとしても、やはりこれだけで細かい肢につきあうのは難しいし、模擬試験やらも体系的ではないので、可能であれば肢別本のような、良く出る細かい点について○×を1つ1つ正確に問いかけるような形のモノを準備できたらなあ・・・。

 まあ、いずれも、11月になって不合格を知って振り返っても、あるいは5月に戻って0から勉強し直すとしても、準備は無理だろう(手間がかかる・・・)。


 おいらが作って売り出そうかな・・・。しかし不合格者のでは売れないし、今回受かっていたら合格者が使っていないものやもんなあ・・・。


 まあまあ、この勉強だけをやるのは、あまり健全ではないので、取りあえず、いままで出来なかったことをやるよ。取りあえず風邪気味ではあるけど、飲みたい!