藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

JAL60/69便運休

 LA関係者ならご承知のとおり、今月1日から、LAX(ロサンゼルス国際空港)とKIX関西国際空港)を結ぶ唯一の直行便(日本航空)が運休(廃止?)となった。私が留学に来た当初は、タイ航空も含め1日2便の直行便があったのに、この有様は、なんとも寂しい。LAXにはいまや、名古屋からも関空からも直行便がなく*1、サンフランシスコ(但し恐怖のUnited Airline)やバンクーバーAir Canada)を経由するか、または成田に出ていかなければならないのである*2

 そもそもNRT(成田)とLAXは1日7便以上あるのである。関空だけなくなるというのは、どう考えてもおかしい。タイ航空のKIX-LAXの廃止は、タイ国際空港からLAXに直行便が就航することによるものであったので、やむを得ないとしても、日本航空による今回の運休は、自社の経営怠慢を利用者に転嫁したものとしか言いようがない。

 ついでにいえば、最近の日本航空の広告も、関西に住む人のこころを逆撫でする記載である。

 KIX-LAXを運休した代替手段として、伊丹と成田便を充実させました!

 みたいな記載。これをリトル大阪*3で配布される無料誌で配るなよ。。。萎えるよ。。。


 関空は、確かに色々な批判があるが、あの建築物に対する現代芸術としての評価は高い。日本の10大建築物に挙げる人だって沢山いる。他の空港を利用する人が初めて関空を利用すれば分かるが、国際線の乗り継ぎやチェックインの流れの分かりやすさは特筆ものだろう。トイレがキレイというのでは世界1、入国審査のわかりやすさでも世界2だそうである。ノートPCを持っていれば、搭乗直前まで無線LANで無料インターネットが利用できる場所も広い。我が国初の人工島空港でもあった。色々なチャレンジを秘めた空港なのだ。

 そして、関西から沢山の人が実際にロサンゼルスにやってきているのだ。関西だけじゃない。西日本の人にとってとっても重要な空港だ。そして、ここ南カリフォルニアにもっとも多く移住した日本人が西日本の1つである広島出身者。広島から成田を経由してロサンゼルスに行くには、広島空港→NRT→LAXだと、NRTで8時間待ち(ANA)するか、面倒な羽田→成田乗り継ぎをするか、しかない。そもそも広島空港まで出るのが広島では大変。関空なら、新幹線新大阪乗換で「はるか」という移動になるが、時間的に確実であるし、広島→関空も2時間強であり、許容範囲である。

 飛行機って、乗る時間もだけど、離着陸の回数が疲労にものすごく影響する。そして、乗り継ぎだと、荷物の心配も大きくなる。経由地で後の便が欠航した時は特に悲惨だ。直行便はそれだけ魅力がある。

 ここは一発、全日空にでも、頑張って貰えないだろうか。KIX-LAX。
 俺は週に1、2便でも文句言わないから。
 

*1:2008年以後にJALが名古屋便を復活させるという話があるが

*2:他に台湾やソウルなど東アジアを経由するというやり方もあるが・・・。但しアシアナの深夜便はまた違った魅力がある。

*3:West Los Angeles地区のソーテル通り沿いの日本人向け商店街の別称