藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

かっちょ

讀賣新聞電子版2006年10月28日付
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061028i212.htm 

 一人旅で9月初めにインドに入国した慶応大学2年、篠崎耕太さん(21)(さいたま市)が行方不明になっており、地元警察が捜索している。

 28日には篠崎さんの両親がニューデリーで記者会見し、地元メディアに対して捜索への協力を訴えた。

 両親らによると篠崎さんは9月3日未明にニューデリーの国際空港で入国手続きを済ませ、手持ちのドルを両替したが、その後の足跡がわかっていない。同月23日に帰国する予定だったが、帰りの航空券はキャンセル手続きが取られないまま失効。篠崎さんについて、インドでは有力紙が一面で報じるなど関心を集めている。

 インドの経済成長はめざましいが、しかしどうも危険性が認識されていなさすぎる気がする。
 私にとっても、忘れられないのは、大学・そしてサークルの同級生、「かっちょ」こと高口のことだ。彼は数少ない我が実家にも来たことのある京大の同級生だった。
 1996年の9月、彼はインドに向けて旅立ったが、途中デリー郊外の街のあるホテルに滞在したところまでで消息が途絶えてしまった。彼は、京大の某サークルに所属していて、そのサークルは1人でヒッチハイクとかをしながら旅行することを推奨するサークルだったのだが、彼は本当に素直な奴で、人の好意を大事にする奴だった。悪意あるインド人が、何かしてくれるからちょっと来い、と誘えば、行ってしまいそうだった。


 そしてかっちょが帰ってこなくなって10年が経った。そしたらまたそんな事件だ。


 私も海外生活者。ここは日本じゃない。しっかり身の安全に気を付けたい。