藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

履修不足

 ニュースを聞いていて思うこと。

 どうして入試科目と高校で勉強する科目をリンクして考えてしまうんだろうなあ。

 高校で学ぶことって、社会に出て行くのに最低限必要な知識だと思うんだよなあ。
 中学で学ぶことは生きていくのに最低限必要な知識だったけど、高校は別に生きていくのには困らないけど、知っておいたら最低限恥かかないレベルっていうか。

 文系でもさ、ドップラー効果(物理)、P波とS波の関係(地学)、理系でもさ、カントやヘーゲル(倫理)、温暖湿潤気候(地理)とか、そういうのは、要るでしょ?知識として。別に大学入試がどーのこーのじゃなくて。。。なんかさー、おいら一応文系だったわけだけど、救急車の音を聞いただけで、「あ、ドップラー効果!」と思ったり、地震が来た時にP波を感じたかどうか?って考えるだけでもさあ、楽しくないか??

 まあ、ウチの高校ではそのあたり、あんまり合理的ではなかったせいで、文系・理系のクラスわけも当時なかったし、高2までは全く選択科目もなかった(高3で初めて選択できる)せいで、こうして一浪する一郎君となったわけではあるけど、でも、入試から見れば無駄な勉強こそ、間接的には役に立つと思うけどなあ。基本的な好奇心というか。。。

 教える側が、入試に役に立たなくてもおもろい!っていうのをもっとアピールし、学ぶ側も、なんちゅうか、大学入試がすべてじゃない、ってことに自覚を持つようにならんといかんのやろうか??

 例えばさあ、色々そういう入試には役に立たない無駄なことを知らないと、そもそも自分の適正な職業や、行くべき学部が選べない気がするんだけどなあ。。。