藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

初体験☆


 今日初めてSmog Checkに行ってきました!


 Smog Checkとは、米国の全ての州でやっている訳ではないらしいのですが、要するに、車の車検のようなものです。Californiaでは、年に1回、車の登録更新をしなければいけないのですが、うち、2年に1回は、単に登録手数料だけを払うのではなくて、排気をチェックするんだそうです。去年の更新の時は、単に手数料を払えば終わりだったのですが(ネットで払えば、後は支払いを証明するシールが送られて来て、それをナンバープレートに貼ればおしまい)。


 Smog Checkの目的は、要するに大気汚染に寄与するような酷い排気の車を排除することです。ですから、車検とことなり、車全般についてチェックしてくれる訳ではありません。しかし、排気が悪い⇒エンジンが悪いと推認される訳で、限定的ながら一応きちんとした基準でチェックして貰えるというのは、そう悪い話ではないと思います。


 ちなみに、その制度趣旨からして、排気が悪くないと推定される?ハイブリッド車はこのチェックが免除されているそうです。また、1976?年以前の車も免除、これは多分、立法制定前に存在した車について遡及的適用をしないためだと思われます*1


 いずれにしても、私の持っている車は、ハイブリッド車でも1976?年以前の古い車でもないので、チェックせなアカン訳です。


 やってくれる場所はネットで探せるので、電話して、まず値段の確認。おっと、我が家に最も近いところは60ドル取るのか。うーんちょっと高い。次に電話。ガソリンスタンドに併設されている某所は49ドル95セント(税込)でしたので、そっちにしました。


 ちなみにこのスモッグチェックの法律は徐々に厳しくなり、現在は、97年改正法(BAR97)に基づく内容となっていて、厳しい内容になっているようです(日本と比べてどれくらい厳しいかはよく分かりません)。そして私の車はその一番厳しい法律に照らして検査されるとのこと。。。そして別のサイトでは、50%前後の自動車がスモッグチェックに落ちる、と書いてあったので更に不安になりました。


 チェックはおよそ30分で終了。無事Passしたと言われて、ちょっと嬉しくなりました。
 この証明書は、お店の方がDMVに送ってくれるそうです。DMV側で受領を確認した後で、ネット決済すると、私にも無事、2007年度分のシールが送られてくるようです。いやいや、良かった良かった。


p.s.
 ところで、私、この車(2000年のカローラです)を8月前後に売ろうと思っているのですが、UCLAやUSCにこの夏、留学予定の方で、ご希望の方がいらっしゃったら、仰って下さい。細かい点についてきちんとdiscloseしてご説明申しあげます。

*1:アメリカ合衆国憲法第1章第9節第3項(Article I, Section 9, Para. 3)では連邦が、第10節第1項(Art. I, Sec. 10, Para 1)では州が、事後法(Ex post facto Law)を制定することを禁じていますが、これは刑事法にのみ適用があり、民事法には適用がないため、実際は別に76年以前の車に規制をしても違憲ではなかったと思うんですけどね。