藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

中国の期待?


 中国の首相・温家宝(Wen Jiabao)が日本を訪問したニュースは、勿論日本でも大きく取り上げられたのだろう。実質的な成果があったような気はしない訪問だったように思うが、中国のテレビ番組を見ていると、意外?にも今回の訪日に合わせた日本特集の番組が目立った。中国側は、もしかしたら日本人が思っている以上に日中関係を重視しているのかもしれない。


 確か木曜日のテレビ番組だったと思うが、あるテレビでは、谷村新司の特集をしていた。既に温家宝が日本を去った後の日曜の夜のテレビでも、あるニュース番組ではトップで彼の日本訪問を総括したほか、別途日中の交流を詳細に伝えるテレビ番組、例えば、ボランティアで中国の小都市に来ている看護婦の特集など、をやっていた。日曜日の別の番組では、日本映画の特集をやっていた。


 これらは私がたまたま、テレビをつけて見たものに過ぎない。番組表をきちんと眺めたことがないので、実際どの程度やっていたのかは分からないが、見ていて、視聴者が日本を経済は勿論、それ以外の分野で身近に好意的に感じるような構成となるように、番組作成上相当留意されているように感じた。


 実は温家宝は、日本訪問に前後して韓国も訪問している。しかし、韓国訪問に関連した韓国を特集するような番組を私は目にすることはなかった。ニュースでの扱いも、日本訪問に関連するニュースの後でやっていたように思う。


 中国という国が国家戦略として、日中関係をどう構築したいのかはよく分からないが、今回の一連のテレビ番組から、大きな中国側の「期待」を感じた。


P.S.

 中国のCと日本のJを合わせてハート形となるようなマークを番組で何度か目にしたけど、あれって日本でも使われているのかなあ?それとも中国が一方的に作ったもの?すごい知りたいんですが、ご存じの方教えて下さい・・・。