清華大学に行ってきました(2度目)
今日、清華大学に行ってきました。
実は、行くのは2度目。でも前回はただの散歩です。
今回は、清華大学の法学院にお願いして紹介して頂いた日本法と日本語に興味のある院生とお喋りをしに行くのが目的です。
アメリカでも、様々な人のつながりを作ろうと努力したものの、自分が思っていたレベルの人脈作りはまだできていないような気がします。それは、1つには、アメリカ人は、利益のない人間関係について比較的なんというか、関心が低いから、というのもあったような気がします。それに対して、中国というか、ここ北京は、本当にみな親切に色々教えてくれたり、紹介してくれたりします。どこまで親切に甘えていいのか、まだよく分かりませんが、中国という国は、アメリカとは違う意味で懐が深いなあ、と思います。
その方は、なんともともとは看護婦さんだったそうですが、中国の司法試験に通り、法律事務所で働いた後で、更に勉強をしたいと思って清華大学の法学院(法科大学院)の修士課程に入り直した方だそうです。最近日本語と日本法に興味を持たれたということで、大学側から私を紹介されたようです。もうお子さまもいらっしゃるそうですが、お子さまは故郷に置いて単身こちらにやってきているとか。清華大学の歴史から法律トークまで、気軽にお話できて本当に良かったです
そうそう、清華大学の歴史というのも、なかなか面白いです。
その方の説明によると(但し、私の中国語力+英語力で分かった範囲の理解ですが)みなさんもご存じの義和団事件の際、当時の中国は、連合国側に賠償金を支払わなければいけなかったのですが、計算間違いで中国側が多く払いすぎてしまったそうなのです。当然、米国など連合国側はお金を返さなければならなかった訳ですが、ここでお金を直接返すと軍事費などに使われてしまうので、1つの案として、米国留学のための予備校という位置づけで、大学を作るというカタチで「代物弁済」された、その時できた大学が「清華」の始まりだそうです。
しかしそうだとすれば、その「計算間違い」がなければ、清華の華々しい歴史はなかったということになる訳ですから、ホント歴史というものは、面白いですよねえ。
今後も色々なところに顔を出してみたいです。