藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

風神雷神Ⅱ事故に思う。


 エキスポランド、やっちゃいましたね。
 私も、この「風神雷神Ⅱ」には乗ったことがありますし、結構「絶叫マシーン」好きなので、本当に怖い事故だと思いました。

 朝日新聞5月6日付電子版
 http://www.asahi.com/special/070505/TKY200705060051.html


 実は私は、ジェットコースターではないのですが、ある遊具?の事故の裁判をやったことがあります(原告側)。その管理者側の不法行為責任を追及する際に、同種遊具の他の施設での管理体制を比較するべく、色々と調査したことがあるのですが、意外と施設によって管理体制が違うということが分かりました。


 こういう施設って、どの程度、どのように管理・整備すれば安全なのか、素人には分からないと思います。素人じゃなくてちょっとした玄人だって、つまりはエキスポランドだって、きっとどの程度の管理をやっていれば金属疲労が防げたのか、正確には分からなかったのではないかと思います。分からないなら、分かるために、ヨコの連携(同種遊具を持っている他の施設との連絡会等開催)かタテの連帯(同種遊具の製造・販売・メンテナンス業者との連絡会等開催)を行い、より正確な知識を得るように努めなければいかんでしょう。


 どんな仕事だって、日々の仕事に忙しいと、自分たちの枠の中だけで生活し、それ以上の情報をカットしてしまいがちです。エキスポランドの事故は、単なるジェットコースターの事故として片づけるのではなくて、「独りよがりは危険」なことを再認識して我々1人1人の安全管理への反省に活かさなければいかんような、気がします。


 ・・・

 しかし、これですでに滅亡した阪急系だけではなくて、関西の遊園地はほぼ全滅するのではないか、という予感もしてきました。
 意外?にも、「ひらぱー」だけ生き残る、ということになったりして。好きです、ひらぱー。