藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

もう1度だけ宣伝しておきます。


 今日一時帰国します。


 明日、なんばで午後1時30分から、法テラス経由の法律相談について、私が担当します。
 ご承知のように、私は海外在住者ですので、本来法律相談に現れるのに適している人間ではありません。


 じゃあ、なんで行くのかといえば、何度も申しあげているとおり、「特定公益義務」を履行するためです。ばかばかしいですが、1回法律相談を担当すればこの義務は履行したことになるのだそうです。東京三会であれば、海外在住者は免除されるこの義務を、大阪弁護士会は免除してくれず、私の免除のためのpetitionも門前払いをされてしまいましたので、「真面目」に帰って担当してきます。


 つまり、この帰国+法律相談の担当は、私にとって一種の敗北宣言ではあります。
 ただ、はっきり申しあげたいのは、将来、留学や海外で仕事をする大阪弁護士会の会員のことを考え、私個人は引き続きこの問題を取り上げ、戦っていきたいと思っていることです。そして、そのためにも、この「特定公益義務」を海外在住者に課することがいかに馬鹿馬鹿しいことであるか、自ら立証すべく、今回法律相談の担当をしてきたいと思っています。


 ただ、それだけでは、実際に法律相談に来られる本当に困っている人に、被害を転嫁することになってしまう(だって、そのまま事件を依頼したいと思って来ている方が多いのに、私が受任したとしても日本国内にいない訳で、余りお役に立てない可能性があるので・・・)、そういう思いで、普段法律相談どこでいつやっている、とか公表しないのですが、こうやって2度目になりますが、Websiteで書かせて貰っています。また、万が一、相談を経由して受任しなければならない場合については、何人かの後輩どもに予め「事件お願いするかも」と言ってありますので、そういうカタチで迷惑をかけないようにはしたい、とは思います。いずれにしても、原則私が事件を引き受けられないという点には変わりがないのですが。

 
 今の大阪弁護士会が腐っているのか、私が腐っているのか、どっちなのか分かりませんが、これも1つの経験だと思って、飛行機代を自腹で払って、なんばの法律相談、行ってきます。。。