橋下知事の政策
もっと削れる部分があるのに(例えば治水対策とか・・・)、そこを削らずに、必要な気がする部分を削って、「行政改革」をしているかのような印象を与えている橋下大阪府知事の政策。基本的に私の考えとは相容れない部分が多かったのですが、近時報道されている2つの政策については、本当であればなかなか画期的でおもしろいと思います。
1つは、伊丹空港の廃止と、も1つは、大阪府庁のWTCへの完全移転です。
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朝日新聞電子版(関西)2008年7月31日付
「橋下知事「伊丹空港廃止含め検討」 関空発着減便受け」
http://www.asahi.com/national/update/0731/OSK200807310073.html
朝日新聞電子版(関西)2008年8月3日付
「橋下知事、大阪府庁の全面移転検討 不振のビル買収案」
http://www.asahi.com/politics/update/0803/OSK200808020202.html
いずれも、インパクトのある政策だと思います。しかも、いま問題となっている文化施設の閉鎖や、給与カットの問題と比べても、単なる縮小均衡とは異なる具体的効果が期待できそうで、なかなか面白いと思います。言うだけじゃなくて、これは実現して欲しいです。
伊丹なくなったら不便になる、とも思えますが、実は伊丹行くのも結構大変なんですよね・・・大阪の中心部からは。むしろ、1つに絞ってもらって、その分その1つの空港に行く交通を整備して欲しいですよね。例えば、「ラピード」がもしも御堂筋線を走って南海電車へ直通してくれたら、どんなに時間の節約になることか。なんばでの乗換時間がなくなるだけで利便性はかなり向上します。
府庁は耐震性でおおいに問題があります。その改修に莫大な費用がかかるためになかなか改築できないでいます。他方、大阪市の外郭団体が保有するWTCは立派なビルなのに立地の問題もあって誰も買ってくれそうにない。これが一挙両得に解決できれば素晴らしいと思います。