藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

総選挙を控え、「無料化」に悩む。


 この間京都に、鳩山由紀夫が来てました。


 警備は、確かに既に「首相」級でしたね。厳重でした。


 民主党に代わることで閉塞感を打破できるなら、それもアリだと思いますが、高速道路の無料化にはどうしても賛同できないので、今回の選挙でどう投票しようかは、非常に悩んでいます。


 私は、財源ももちろん気になりますが、高速道路無料の国に2年も住んだ経験からしても、それによって引き起こされる車社会が、新しい環境社会と合致するとは思えません。


 もっとも、もともと高速道路の料金は、高速道路の建設資金としていた訳で、新しい高速道路は造らないという意味が込められているとすれば、もしかしたら納得できる要素があるのかもしれません。まだ政策をきちんと検討できていないので、誰か説得的に説明して貰えればいいなあと思います。



 ところで、朝日新聞電子版『米国出張、河村市長「エコノミーでええ」 市長室と対立』を読んでいたら、きになる記事がありました。


 11日から米国出張に出かける名古屋市河村たかし市長の飛行機の座席を、エコノミーにするのか、ビジネスクラスにするかで、市長と担当部署の市長室がもめている。出張では米航空会社を訪れ、市長が中部空港発着の便数を減らさないよう要請することから、市長室は「一番安いエコノミーで乗り付けるのは好ましくない」とビジネスクラスの利用を迫る。これに対し、市長も「安い方がええ」と譲らなかったが、出発を翌週に控えたことから、市長室側はビジネスクラスでの航空券を発券した。

 出張は19日まで。姉妹都市提携から50周年を迎えるロサンゼルス市も訪問する。市長を含め5人が参加し、予算総額は約2千万円。


 へえ。たった8泊9日で5名2000万円、1人あたり400万円ですか。
 丁度私、今年2度に分けて米国に行き、1回目が4泊5日、2回目が3泊4日だったように思いますが、勿論宿泊費等全て込みで合計100万円には達しませんね。弁護士報酬を入れても勿論この「1人あたり」には達しません。


 利用促進は大事でしょうが、たかだか1回の利用で目的が達せられるとは思えず、高い席を使ってやるというのは、普通の感覚じゃないですね。


 というか、たかだか市長クラスで、こんなにお金を使って海外視察をするのはふざけていると思います。


 確かに、本気で公務員改革をすれば、財源はあるかもしれない、と思う次第です。