藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

上海とサンフランシスコは姉妹都市。


 ちょっと前の話ですが、今週の水曜日に、1つの会議というか、交流会に出てきました。


 タイトルは・・・。日本語にすれば、上海サンフランシスコ姉妹都市記念法曹交流会?とでも言うのでしょうか。米国サンフランシスコ市と上海市姉妹都市だそうで(そういえば、この両氏と大阪市姉妹都市(正確に言えば上海とは友好都市で、大阪府姉妹都市!?)ですね)、サンフランシスコ側からは、2名の州最高裁判事を含む15名程度の法曹出席者、上海側からは裁判官と弁護士で合計20名程度の出席者がいた会議だったのですが、事務所のボスに誘われて、私も上海側ということで、出席してきました。まあ、サンフランシスコには何度も足を運びましたし、カリフォルニアで勉強してカリフォルニアの司法試験を通っているのだから、出席したら、何か話のタネにでもなるかもしらん、というご配慮だったのだと思います。


私は、中国国内で就労するビザ(Zビザ)はあくまで「律師助理」ですので、中国で「Attorney」と書かれると少しハズカシイ。ちなみに、中国では漢字で書く時、姓と名の間は空けないのだそうです。日本なら「藤本 一郎」と書きたいところですが、中国では「藤本一郎」と書きます。


 おもしろかったのは、サンフランシスコ側は、殆どが大物で若い人は全然いなかったのに、上海側は、ほとんどが若い人で、1人の高級法院の裁判官と、私のボス以外はほぼ私と同年代かもっと若い人ばかり・・・。多分、もっと年上の裁判官や弁護士さんは、普通英語ができないということで、通訳なしでの会議ですから、出席されなかったのかなあ・・・。当然ながら、議論は余りかみ合いませんでした。でも、上海側からは、司法予算とか、お金にまつわる問題提起ばかりが出てきたのも、またおもしろかったです。やっぱり上海、いまは「カネ、カネ、カネ」ですわ・・・。