久々の裁判所
昨日、久しぶりに日本の裁判所に出頭し、依頼者とお会いした。この滞在中、顧問先以外のお客様とお会いするのは初めてだった。
仕事を軽くしてみて、やっぱり私は弁護士って仕事が合っているなあ、と感じた。勉強よりは楽しい。まあ、生の事件に秘められたドラマは、たとえ訴額が低くても、たとえ「簡単」な事件であっても、とても重く、弁護士の責任が重大だからだろう。そういう責任感に押されて仕事する重圧というものは、代理人にはある種の快感をもたらすものである。
期日自体はとても短いものだったが、久々に裁判所に来ることで、日本の弁護士に来年「戻る」ことへのモチベーションは高まった。しっかり勉強して、来年はしっかり働きたい。
他方で、事務所の弁護士や事務員、組織を眺めていると、そういう個々の事件は勿論面白いが、完全に事務所の内部の運営や、採用活動に専従する弁護士というものの必要性を最近感じている。いま仕事がほぼ0なわけで、事務所に戻ったとき、そういう地位に就くなんてことも考えてもいいのかもしれない。そういう側面が米国でどうなっているのか、は、来月から始まる米国のローファームでの勤務で垣間見てみたいと思っている。