野村證券がアドバイザーで
王子製紙のTOBは失敗に終わったみたいですが、みなさんは何が原因だったと思いますか?
私はやっぱり、野村證券がアドバイザーとして中途半端だったように思うのですが。
普通、三菱への第三者割当増資、差止+差止仮処分、やるでしょ?だって、実際に発行されたら、かなりの影響力。あれを有効とした上で、TOBをするって、どっか間違っている気がします。確かに、TOBの公表前の増資の発表でしたが、王子製紙の提案→増資発表→TOB公表という流れでしたから、差止となる可能性は0ではなかったと思います。全体的に、北越さんに対する遠慮のかたまりが垣間見えた気がします。
まあ、世の中の企業が判断することですが、この種の議論のアドバイザーって、証券会社も勿論重要なのでしょうが、弁護士がもっと頑張って良い気がしますね。そして、弁護士なら、相手方が顧問先でない限りは利害関係ないですけど、証券会社や銀行って、どうしても相手方が上場企業なら、何らかの形で相手方とも取引があって、利害関係が全く切れていないですよねえ。あと、日本の場合、そういう証券会社や銀行が直接弁護士を雇用している訳ではないので、訴訟になったらどうなるか、という点での予測可能性が、弱いってことはないんでしょうか。あんまりうまく比較できないですが。
私もご指名がいつか来るように、頑張って勉強しなきゃ、ですよね。