訂正です。
すみません、前に、私の日本の所属先である弁護士法人淀屋橋・山上合同(通称:「淀合」(よどごう))のリーガルクラーク(法科大学院の学生ないし既卒者を対象とする研修制度。サマークラーク、インターンとも呼ばれる)について、「既習1年・未習2年生から」対象となると書いたことがありますが、実際は、既修2年・未習3年からということになったようです。
http://www.yglpc.com/kyujin/kenshu.html
訂正してお詫びさせて貰います。
ご承知のように、リーガルクラークとは、法科大学院の学生が弁護士事務所への入所を考える第一歩となる制度です。新司法試験合格まで一切こういうのに行かない、というのも1つの手だとは思いますが、モチベーションの維持や、沢山の弁護士と知り合いになれること等、メリットも沢山あると思います。
この制度が始まってから、「関西の」法律事務所であると言われる我々のようなところは、法科大学院の学生からの人気が今ひとつのようです(それ以前の修習生の頃と比べると)。
まあ、東京本拠の事務所が、きらびやかであることは否定しません。既に私が何度もここで述べているとおり、大阪弁護士会は、まったくドメドメで留学等にも理解がないとしか思えませんし。ただ、私の所をふくめ、関西本拠の「関西の」4大法律事務所*1は、いずれも、東京に支店ないし関連法律事務所を持っていて、東京でも結構仕事をしているんですけどねえ。。。だから、「東京」か「大阪」かといった二者択一だけで事務所は選んで欲しく無いなあ・・・という気持ちが私にはあります。それに、海外に行けば分かりますが、東京と大阪の距離の差なんて、大したもんじゃないです。北京なんて、北京市だけで、四国4県くらいの面積があるんですよー。カリフォルニア州は、それだけで日本より大きいわけで。東京大阪間って、ロサンゼルスサンフランシスコ間よりも近いんですよー。
でも、法科大学院生が仮に我が事務所に惹きつけられないとすれば、単に関西本拠だから、というだけではないように思います。仮に「関西」の法律事務所に興味を持つとしても、「関西の」4大法律事務所の中でも、最大規模を誇る弁護士法人大江橋法律事務所さんの方に、まずは行きたいと思う人も多いと思います。また、こういう制度(リーガルクラーク)に最も関心がある弁護士(=私)がいま海外でふらふらしていることも宜しくないんでしょう(私が日本にいれば、あんなことやこんなこともするのになーーー^^なーんて思ったりもします)。なにせ、私のいない事務所に行っても楽しみは60%くらい減ってしまいますからねー。
しかしまあ、うまくいけば、その後にまたお会いすることもできるかも知れないわけで、是非是非今回まず淀合の研修にご応募頂き、んでもって、私の帰国後に、楽しく飲みにでも行きましょう。
特に優秀だけど判官贔屓な方、素直だけどちょっとひねくれている方、できあがった事務所よりは発展途上の事務所に興味がある一種のベンチャー精神のある方、お待ちしています。