裁判近づいての感想
裁判の証人尋問の期日(2期日のうちの最終期日。今回で結審か?)が近づいている。日本に一時帰らなければいけない。
何故この事件で裁判になっているか分からないほど、実質的な訴額は小さい。相手は宅弁である。
今回は依頼者に交通費(北京から裁判所まで)の全額を請求することにした。申し訳ない気持ちがある。負けられない。
司法制度改革の中で、こういう裁判がもしも増えていくとすれば、やはり、弁護士費用の敗訴者負担は、ある程度必要だったかも、という気がしてくる。
私が最初から担当していなければ、もっと色々な意味で簡単だっただろうが・・・。勿論日本国内にも担当する弁護士はいるのだが、証人尋問となれば別。瞬発力が要求される尋問では、複数弁護士が関与する方が絶対に効率が良い。
留学というのは、メリットもあるが、何らかのカタチで、家族だけではなく依頼者を巻き込んでしまっている。。。若干話が変わるが、私の顧問先の1つが、ついに顧問契約の打ち切りを相談してきた。そりゃそうだろう、日本にいない「顧問弁護士」を2年も抱えていただけでも奇跡というものだ、いかに私の同僚弁護士がフォローしているとはいえ。説明した上で留学したとはいえ、申し訳ないと思う。他のお客様は、おそらく「先行投資」のつもりだと思うが、どこまでついて来てくれるか。
なにかをやるというのは、なかなか大変なことだ。