藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

裁判近づいての感想


 裁判の証人尋問の期日(2期日のうちの最終期日。今回で結審か?)が近づいている。日本に一時帰らなければいけない。


 何故この事件で裁判になっているか分からないほど、実質的な訴額は小さい。相手は宅弁である。
 今回は依頼者に交通費(北京から裁判所まで)の全額を請求することにした。申し訳ない気持ちがある。負けられない。



 司法制度改革の中で、こういう裁判がもしも増えていくとすれば、やはり、弁護士費用の敗訴者負担は、ある程度必要だったかも、という気がしてくる。



 私が最初から担当していなければ、もっと色々な意味で簡単だっただろうが・・・。勿論日本国内にも担当する弁護士はいるのだが、証人尋問となれば別。瞬発力が要求される尋問では、複数弁護士が関与する方が絶対に効率が良い。



 留学というのは、メリットもあるが、何らかのカタチで、家族だけではなく依頼者を巻き込んでしまっている。。。若干話が変わるが、私の顧問先の1つが、ついに顧問契約の打ち切りを相談してきた。そりゃそうだろう、日本にいない「顧問弁護士」を2年も抱えていただけでも奇跡というものだ、いかに私の同僚弁護士がフォローしているとはいえ。説明した上で留学したとはいえ、申し訳ないと思う。他のお客様は、おそらく「先行投資」のつもりだと思うが、どこまでついて来てくれるか。



 なにかをやるというのは、なかなか大変なことだ。