真剣な眼差し
手元にある"California Bar Journal"の12月号。
カリフォルニア州弁護士登録のあるモノであれば誰でも受け取るこの雑誌を、私はかつてない程真剣に読んだ。
理由は簡単。ちょっとしたLegal Malpracticeに関する英文と、それに付随する20問試験をやって、25ドルを添えてState Bar of Californiaに送ると、MCLE (Mandatory Continuing Legal Education)のEthicsの単位が1単位貰えるからだ。
前にも紹介したとおり、我々は、日本でKARAという組織を立ち上げたので、Liveで単位を取ることそのものは難しくなくなった。3年25単位を集めることができるだろう。しかし、Ethicsの単位のような特殊単位はなかなか講座もなく、取るのが難しいのだ。前にも紹介したとおり、New Yorkと異なり、基本的に単位免除を得ることが難しいカリフォルニアの弁護士としては、このような特殊単位が、Bar Journalを読むことで得られるというのは、非常に嬉しい。
日本でも「自由と正義」を読むことで、色々な単位を与えてみてはどうだろうか。
大阪弁護士会のような単位制度を全弁護士会が導入している訳ではないので、まだまだ難しいかもしれないが、単なる機関誌とせずに、その誌に対する読もうとするモチベーションを高める工夫は、もっとあって良いと思う。