ABA JOURNAL特集号
ABAとは、American Bar Association(全米法律家協会)という名の任意団体ですが、だいたい毎月1回、ABA JOURNALという雑誌を送ってきよります。(そもそも私がABAに所属しているのかどうかすら疑問なのですが、確かニューヨーク州弁護士会に所属した時にオマケでついてきたような)・・・とにかくこの雑誌、毎月1回の筈なのに、今回は2回来ました。
タイトルを見ると、Special Recession Issueということで、不況特集。
いやいや、色々凄いです。日本の弁護士や弁護士業界、まだ甘い。
おもろかった数字。
リーマンブラザーズの破綻により生じた、弁護士・会計士等の総報酬額
14億米国ドルだそうです・・・。約1260億円!!
米国弁護士約15000人に聞いたアンケート。2009年年末までに、リストラに自分が遭っていると思うかとの問いへのYESの割合
19%!!低いですか?私は高い!と思いました。
同じアンケート。職場から少なくとも1人の弁護士がリストラされると思うか、との問いにYESと答えた割合
31%!!おおおー
あと、なんと、この不況でリストラされた弁護士のレジュメ(自己紹介)まで載っていて・・・。
ここに載せて、仕事を見つけられるのでしょうか???
でも、単に今の危機をあおるだけではなくて、前の弁護士業界不況が来た1990年がどうだったのか、の特集をやったりとか、なかなか読み応えのある内容だったように思います。
「自由と正義」(日弁連の機関誌)も、色々読み物としての工夫をして欲しいですね。