藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

ABA JOURNAL特集号


 ABAとは、American Bar Association(全米法律家協会)という名の任意団体ですが、だいたい毎月1回、ABA JOURNALという雑誌を送ってきよります。(そもそも私がABAに所属しているのかどうかすら疑問なのですが、確かニューヨーク州弁護士会に所属した時にオマケでついてきたような)・・・とにかくこの雑誌、毎月1回の筈なのに、今回は2回来ました。


 タイトルを見ると、Special Recession Issueということで、不況特集。
 いやいや、色々凄いです。日本の弁護士や弁護士業界、まだ甘い。


 おもろかった数字。


 リーマンブラザーズの破綻により生じた、弁護士・会計士等の総報酬額


 14億米国ドルだそうです・・・。約1260億円!!


 米国弁護士約15000人に聞いたアンケート。2009年年末までに、リストラに自分が遭っていると思うかとの問いへのYESの割合


 19%!!低いですか?私は高い!と思いました。



 同じアンケート。職場から少なくとも1人の弁護士がリストラされると思うか、との問いにYESと答えた割合


 31%!!おおおー


 あと、なんと、この不況でリストラされた弁護士のレジュメ(自己紹介)まで載っていて・・・。
 ここに載せて、仕事を見つけられるのでしょうか???


 でも、単に今の危機をあおるだけではなくて、前の弁護士業界不況が来た1990年がどうだったのか、の特集をやったりとか、なかなか読み応えのある内容だったように思います。


 「自由と正義」(日弁連の機関誌)も、色々読み物としての工夫をして欲しいですね。