実務家であれば毎日見ているであろうWEBSITE
色々あるでしょうが、倒産弁護士とか、企業の債権管理担当者であれば、毎日チェックしているであろうサイトは、やっぱり帝国データバンクの大型倒産情報ではないでしょうか。
http://www.tdb.co.jp/tosan/jouhou.html
勿論企業の場合は、会員になって、大型ではない倒産についても目を光らせているでしょうが。
3月末を迎える中、ここ数日大型倒産がないのが、「嵐の前の静けさ」のようで、かえって気になります。
今のところ、私の手元に大型倒産案件はなさそうですが、倒産というものは、特に再建型倒産手続きの場合、来たら即対処しなければいけないので、油断できません。早ければ1日で、申立の準備をしなければいけないのです。また、スポンサーをどのように募るか等々については、様々な人間関係が求められます。再生や会社更生も良いですが、会社分割等を絡めた「法的」任意整理の存在感も高まっています。法律実務ではありますが、純然たる法律の知識以外の面の占める比重が極めて高いように思います。弁護士の目からみて、この手続を好きか嫌いかは、意見が分かれるところでしょう。
経済の急激な冷え込みが言われますが、再建可能な「良い倒産」が増えることを祈る次第です。