藤本大学~徒然なるままに(弁護士ぎーちのブログ)

ぎーち(弁護士藤本一郎:個人としては大阪弁護士会所属)のブログです。弁護士法人創知法律事務所(法人は、第二東京弁護士会所属)の代表社員です。東京・大阪・札幌にオフィスを持っています。また教育にも力を入れています。京都大学客員教授・同志社大学客員教授・神戸大学嘱託講師をやっています。英語・中国語・日本語が使えます。実は上場会社の役員とかもやっていますし、ビジネスロイヤーだと認識していますが、同時に、人権派でもあると思っています。要するに、熱い男のつもりです。

合格発表者について思う。


 新司法試験の合格発表者って、法務省掲示板及びホームページでは、番号だけになっています。


 しかし、北日本新聞とか、西日本新聞とか、中国新聞とかは、実名で全員掲載しています。
 また、法科大学院には、実名入りで連絡が行っていると聞いたことがあります。
 そして、10月1日には、官報で実名入り掲載されるのです。


 結局のところ、何故法務省掲示板とホームページでは、実名にしないんでしょうかねえ。
 

 個人情報を気にするなら、出願時に同意を取れば良いだけだし、個人情報を気にするなら、新聞にも掲載せず、大学にも連絡しなければいいのに。また、官報にだって、番号だけとするやり方もあるかもしれません。


 例えば、アメリカの場合、まず当該受験生だけが見られるウェブサイトが開設され、その数日後に、全員が見られる形式で、実名が公表されます。それに文句を言う人はいないように思います。


 あんまり意味のない番号掲載をするより、いっそ全部実名公表にした方が良いような気がします。
 学校や新聞社を優遇し、受験生という個人を軽んじているような印象がするのは、私だけでしょうか。