何故ボクは弁護士をやっているのか。(番外)
(1)から(3)は、法科大学院生及びその卒業生向けの話でした。
でも、よくよく考えれば、タイトルに相応しいのは、私の弁護士としてのやり甲斐を書くべきだなあ、と思い、番外編として、この連休の締めくくりとしたいと思います。
(2)でモチベーションの話をしましたが、結局、仕事が忙しくても楽しくやれる理由を考えますと、モチベーションを維持できる仕事があるからなのかな、と思います。
ア 知的好奇心の観点から、面白い仕事。
イ 依頼者との関係から、「この人のためなら」と思える仕事。
ウ 経済的条件、専門分野、言語的条件から、「私でないと!他のモノにはできない」と思える仕事。
エ 一緒に仕事するチームがオモロイので、面白い仕事。
オ 経済的利益又は弁護士報酬が大きいので、やり甲斐を感じる仕事
カ 社会的意義があるために、やり甲斐を感じる仕事
だいたい、以上のいずれかに該当すると、オモロイと感じることができて、大抵、このうち2つ位にはひっかかってくれます。3,4つひっかかると益々面白くなります。不思議なもので、やっぱりオモロイと感じる仕事は一生懸命頑張れるものです。
プロとしてはどんな仕事にも一生懸命でなければならないとは思いますが、勿論そうしているつもりですが、それでもやはり、多少の差はできてしまいます。でも、これは悪いことなのかといえば、そうでもないような気もします。要するに、他の「職人」と同じだと思うんですが、仕事は心意気で決まるというのは、それはそれで良いことなんじゃないかな、と思っています。
依頼者の方も、今は弁護士を選別しているのだと思いますが、弁護士に、その仕事をやりたい、と思わせるだけの人的関係を築いていけると、きっとWin-Winになれるのではないかなあと思います。そういう時は良い仕事をすると思います。勿論私も、そうなるように努力しているつもりです。そしたらお互い楽しく仕事できるんだろうなあと思います。